今回は、比較的簡単だと言われるガシリングにおいて「ガシラが釣れない・・・」そんなときの理由や原因を考究していこうと思います。「コンスタントにガシラを釣ることができない」「周りは釣れているのに、自分だけ釣れない」そんなときは、ぜひ参考にして頂ければと思います。
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ガシラが釣れない一番の原因は【場所選びを誤っている】が断トツトップ!
思うようにガシラが釣れない・・・そんなとき、一番に頭の中へ浮かべたいのが「場所選びは間違っている」ということ。例えば、ガシラが1000匹いる場所と、100匹しかいない場所では、余程のことがない限り、1000匹のガシラがいる場所のほうがよく釣れることになるでしょう。つまり、思うようにガシラの釣果を得られない人は、ガシラの魚影が少ない場所に釣行している可能性があるため、まずは釣行場所を絞り込み、ガシラの居場所を突き止めていくことをおすすめします。
人が多くガシラが釣りきられているような場所や、ガシラが身を隠す根が少ない場所など、このような場所は「ガシラの数が少ない」と言えるため、その辺りを考慮した上で場所を絞っていきましょう。
合わせて読みたい時間帯を外さないようする
ガシラは昼夜問わず24時間狙うことができる魚ではありますが、釣れやすい時間帯と釣れにくい時間帯は存在します。一番有力な時間帯は朝夕の「まずめ」であり、できることならまずめの時間帯を絡めた釣行スケジュールを組み込むことをおすすめします。
また、難易度から言うと、昼よりは夜のほうが難易度がグッと下がります。昼はワームやルアーの視認性が良くなるため、よりガシラの警戒心が強く、食いついてこないことが多くなってしまうのです。一方夜の時間帯は視認性が悪くガシラの警戒心も下がります。また、夜の時間帯は根から離れて積極的に捕食活動を行うこともあるため、根をダイレクトに攻めずとも、オープンな場所で爆釣する・・・ということも、決して珍しいことではありません。
合わせて読みたいボトムが取れていない
ご存知の通り、ガシラは「ボトム(底)」に付いている魚です。何かしらの障害物がある場所に限り、障害物に付く形で底以外でも釣れることはありますが、基本的には【ボトムを外すと釣れない魚】だと認識しておくほうが良いですね。イカが湧いているときなど、稀に表層付近で食ってくることもありますが、あくまでこれは例外中の例外です。
つまり、「ボトムを確実に取る」ことが、ガシラ釣りでコンスタントに釣果を伸ばす一番の要因となるため、ボトムを取っているつもりが中層付近を攻めていた・・・では、当然釣果に繋がることはありません。軽量リグになるほどボトムを取ることが難しくなりますが、ボトムを外すことは釣れない原因となるため、確実にボトムを取ることを意識しながら、ガシリングを楽しむことをおすすめします。
使うジグヘッドの重さが合っていない
前項で「ガシラは確実にボトムを取らないといけない」とまとめましたが、これが災いし「重たいジグヘッドで確実にボトムを取ろう」という考えに至り、釣果を落としてしまっている人がいます。ガシラはそれほど繊細な魚ではないため、1g2gの差が釣果に与える影響は微々たるものですが、例えば確実にボトムを取るように20gの仕掛けを使う・・・
このように、極端にジグヘッドやシンカーの重さを増やすことは、警戒される要因となったり、食い損じの原因となったりしますので、無駄に仕掛けを重たくするのではなく、【ボトムをギリギリ取れるほどの重さ】に設定し、より繊細に攻めていくことでより良い釣果を得られることが多いです。
合わせて読みたい同じ場所で永遠と粘っている
ガシラ釣りで思うように釣果を伸ばすことができない人を観察していると、同じ場所で永遠と粘っている・・・という傾向が見られます。もちろん、ガシラの魚影が濃い場所であればその戦略もありですが、アタリもない状況化では「その場所にガシラはいない」と判断することが基本であり、つまり場所移動を繰り返し、所謂「ランガン」スタイルでガシラの居場所を探っていくことが大事な要素となります。
また、一度アタリがあった・・・1匹釣れたから・・・と、同じ場所にこだわり続けることもありますが、これも釣果を伸ばすためには不必要な考え方です。同じ場所に同じような仕掛けを投入していくと、必ず「スレ(ガシラが警戒する)」が入ります。つまり、何度もワームを見ることで食い気をなくす個体が多くなるため、同じ場所で永遠と粘る行為は非効率的であり、自ら釣果を落とす要因を作っている・・・と考えておくほうが無難です。
ワームの種類やカラーで反応が変わることも
ワームの種類やカラーがガシラの「釣れない」原因となることもあります。リグデザインからリリースしているワームはもちろんのこと、他社様からリリースされているワームで「ガシラが釣れない」ことはあり得ない・・・と言えますが、ピンテールが良い状況下、シャッドテールが良い状況下など、場合によってはワームの種類により反応が変わることもあるため、釣り場には複数のワームを持ち込み、ガシラの反応を確かめてみることで釣れない状況下を打破できることがあります。
また、ワームカラーによってもガシラの反応が天と地ほど変わることもあるため、少なくても3色以上は持ち込み、カラーローテーションにて魚の反応をチェックしていくことが大事です。
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