ガシラの【リリースサイズ】について考えてみる

このページでは、釣れたガシラの「リリース」についてまとめていきます。ガシラのリリースサイズ(持ち帰りサイズ)、持ち帰り匹数など、ガシリングでのリリースルールについてリグデザイン的な考え方をまとめていきますので、一つの意見として参考にして頂ければと思います。

ガシラの乱獲は個体数減少に繋がる

まず、ガシラは「根魚」に分類される魚であり、同じエリアから大きく移動することなく、同じエリア内で生息している魚です。また、ガシラは成長速度が非常にゆっくりなため、小さい個体を無理に乱獲してしまうと、みるみると個体数が激減し、「将来的にその場所で釣りを楽しめなくなる」可能性が出てきます。実際、釣り人の多いエリアではガシラの姿がめっきりと少なくなり、「昔は沢山ガシラが釣れていたのにな・・・」と嘆いている人をよく見かけます。

このように、釣り人によるガシラの乱獲は「(そのエリアの)個体数減少」に直接影響する可能性が高いため、一つのルールとして「必要数以上は持ち帰らない」という自分ルールの元、ガシリングを楽しんでいる人が多いです。

ガシラのリリースサイズは何cm?

では、釣れたガシラをリリースするかどうかを決める「サイズ」についてですが、ガシラの持ち帰りサイズについては明確な決めごとはなく、釣り人が各々自分ルールを設け、それに沿ったリリースルールを遂行していることが多いです。個人的には「20cm」をキープサイズとし、持ち帰るときは、その日釣れたガシラの中で一番大きなサイズのみ持ち帰る・・・という自分ルールの元、釣りを楽しんでいます(バッカン+ブクブクで活かしておき、最後に選別することが多いです)

ガシラは成長が遅い魚であり、小さい個体を持ち帰るのはどうかな?という考えもありますが、一番は「小さいサイズのガシラは食べる箇所が少ない」という点も、小さなガシラを持ち帰らない理由となっています。煮付けも塩焼きも刺し身も、小さい個体からでは満足いく量を確保することができませんからね・・・最低でも20cmを超えるガシラでないと(個人的には)持ち帰ることはありません。

持ち帰り匹数は?

20cm以上のガシラであれば持ち帰りサイズ・・・とは言ったものの、「サイズの良いガシラはいくらでも持ち帰っていい」という理由にはなりません。冒頭でもお話した通り、無理な乱獲は個体数減少の要因となってしまうため、リグデザイン的なルールとしては「1人〜2匹」までを限度とし、人数分以上は持ち帰らないようにしています。(個人的には)ご近所に配るということもせず、「ガシラ釣ってきてよ」とリクエストがあったときのみ、自分達が食べる分以上のガシラを持ち帰ることはしない・・・という自分ルールを設け、ガシリングを楽しんでいます。

もちろん、これは個人的なルールとして定めているだけなので、ある程度の参考にして頂き、「個体数維持のため、必要以上は持ち帰らない」という気持ちを高めて頂ければ嬉しいです。

抱卵個体はなるべくリリース推奨

お腹に卵を抱えている「抱卵個体」に関しては、サイズ問わずリリースする・・・ということが主流となりつつあります。卵を抱えているガシラを持ち帰ってしまうと、生まれてくる予定だったガシラまでも持ち帰ってしまうことになり、個体数減少に歯止めが効かなくなってしまいます。

もちろんこのルールに強制力はなく、あくまで自分の中で「抱卵個体はリリースする」と決めごとを作っているに過ぎませんが、多くの釣り人が抱卵個体のリリースを心がけることで生まれてくる新たな生命があることは間違いない事実のため、その辺りを考慮しながら、ガシラのリリースに関する自分ルールを作り上げて頂ければと思います!

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