今回は、アジングで釣果を分ける鍵となる【カウントダウン(カウント)】についてのまとめです。カウントダウンとは、簡単に言うと、アジの居場所を探るために行うテクニックのことで、コロコロとレンジの変わるアジの目の前にワームを落とし、口を使わせるために必ず必要なテクニックです。
つまり、アジングにおいてしっかりとカウントダウンを行うことは「釣果を伸ばすために必要不可欠」だと言えるため、必ず知っておきたいテクニックとして知識を深めてみることをおすすめします!
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カウントダウンは、アジの居場所を把握するために物凄く重要なテクニック
冒頭でもお話した通り、「カウントダウン(カウント)」と呼ばれるテクニックは、アジングで釣果を伸ばす上で必ず知っておきたいテクニックとなります。
そもそも、カウントダウンとは?という点ですが、読んで時の如く【数字を数える】という意味であり、アジングで言うところのカウントダウンとは、「数字を数えることにより、ワームを沈めるレンジ(層)を把握し、一定層を攻められるようにする」という意味合いがあり、簡単に言うと、秒数を数えワームの沈む層を調整し、アジの居場所を把握する・・・ということになります。
例えば、アジがワームを20秒沈めたレンジにいるのに対し、カウント10のレンジを通す。←これでは、アジにワームの存在を気づいてもらうことができず、結果として「釣果が伸びない」ということになるのです。
また、アジはコロコロとレンジを変えることが多く、カウントを取らずにアジングを楽しむと、アジの居場所を全く把握できず、釣果を伸ばすことができない・・・ということにも成りかねないため、こまめにカウントを取り、アジがいるレンジにワームを落とすことを意識することが、釣果を伸ばすために必要な要素となります。
カウントダウンの取り方
アジングにおけるカウントダウンの取り方ですが、文字通り「数を数える」ことで「ワームがどこまで沈んでいるか」を把握することになるため、自分の中で一定リズムのカウントを取り、図のように5秒のレンジ、10秒のレンジ、15秒のレンジ、20秒のレンジ・・・と、5秒刻みでレンジを分けると、シンプルで分かりやすくなります。
ワームを沈めるときは、フリーフォールかカーブフォール、どちらが良いのか?という点ですが、リグデザイン的には「フリーフォール」を推奨しております。カーブフォールでは、ワームが沈むにつれ手前に寄ってこようとする力が働いてしまうため、どうしても攻めることができる範囲が狭くなりますし、沈めるのに時間を用してしまうため、手返しの観点からみてもマイナス点が多いです。
上図で言うと、アジが20秒のレンジ(この場合、20カウントでボトムに着底するものとします)にいるため、5秒や15秒のレンジを攻めても、アジにワームの存在を気づかせることが難しくなってしまいます。状況によりますが、まずは表層寄りから探っていき、徐々に5秒、10秒、15秒、20秒と、レンジを変えていき、何かしらの反応が出たレンジにアジがいると推測し、次からはそのレンジを中心に探りを入れていくことが基本です。
そのレンジに食い気のあるアジがいると、数投以内に何かしらの反応が返ってくるため、リグデザイン的には2投ほど探りを入れ、徐々にカウントを入れていくことで、素早くアジの居場所を特定するようにしています。また、一度カウントダウンでアジがいるレンジを把握できても、時折付いているレンジが変わることも多いため、反応が薄くなった時点で、再度カウントダウンを入れてみることをおすすめします。
また、上層で小アジの釣果が中心となる状況下では、一気にカウントを入れることで良型アジを引き出すことができる傾向にあるため、「小さいアジしか釣れない・・・」そんなときは、その下のレンジに良型アジが潜んでいると仮定し、下のレンジを探ってみることをおすすめします。
合わせて読みたい・「アジング」アタリの取り方と合わせまとめ
・尺アジを狙うときに意識したいこと
カーブフォールでカウントを取るのもあり
アジングにおけるカウントダウンは「フリーフォール」で沈めていくことが基本ですが、アジが上層付近にいる場合、カーブフォールが有効的な場面も存在します。フリーフォールでは、ラインテンションが抜けてしまう傾向にあるため、フォール中のアタリを取りにくく、相当数のチャンスを無駄にすることも考えられるため、よりラインテンションを張り、よりアタリを取りやすい状況下に持ち込みたいときは、カーブフォールでカウントを取りながら、同時にアジのアタリも取っていく・・・という戦略がおすすめです。
しかし、狙うレンジが深くなるほど、カーブフォールによるデメリット(手前に寄ってしまうなど)が大きく反映されてしまうため、表層付近にいるアジを狙うときのみカーブフォールでカウントを取る・・・ぐらいの気持ちで考えておくことをおすすめします。
ジグヘッドの重さも大事
カウントダウンは、数字を数えてワームのレンジを調整するテクニックであり、そう難しいものではありません。しかし、当然ながら使うジグヘッドの重さによってジグヘッドの沈下スピードが異なり、軽くなるほどジワーっと沈み、重たくなるほど素早く沈んでいくため、その辺りを考慮しつつ、カウントダウンでのレンジ取りを行っていきたいところです。
また、ジグヘッドの重さによりアジの食いが変わることもあり、アジングにおいてジグヘッドの重さは(特に渋いときは)凄く重要な要素となる・・・と考えておいたほうが良いでしょう。
合わせて読みたいリグデザインのワームは、カウント中のフォールにてしっかり水を噛むよう「リブ」を意識してデザインしています。水を噛む構造はアジングにて釣果を伸ばす上で凄く必要な要素です
言うまでもなく、僕はリグデザインワームを使い年間恐ろしい数のアジを釣っているため、ぜひそのパフォーマンスをこの記事をお読みの方に実感してもらいたいです!ぜひ使ってみて下さい