今回は「メバリングで使うべきラインの太さ」についてリグデザイン プロスタッフであるヤマグチがお話していきたいと思います。ラインの太さは案外釣果に対し密接な関係性があるため、よりストイックに考えるほうがいいですよ!
では、メバリングラインの太さ(号数)はどの程度が適切なのか?具体的にまとめます
You Tubeにて「メバリングラインの太さ」について動画にしています!動画のほうが分かりやすい!って人は、ぜひご視聴下さい!
↓メバルが釣れるワーム
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メバリングラインの太さはPEラインで「0.3号〜0.4号」がベスト
まず、メバリングにおいて使っている人が多いであろう「PEラインの太さはいかに?」ですが、PEラインの場合【0.3号〜0.4号】を選んでおけば間違いありません。軽い仕掛けを使う場合、0.2号などを使うケースもあるんですが、これからメバリングを始める初心者さんであれば、ラインの太さは0.3号〜0.4号がいいですね
ただ、上限は0.4号だと思っておいて下さい。それ以上の太さになるとデメリットが生じます。0.4号までが限界
メバリングで使うPEラインの太さが分かったところで、他のラインを使うときの太さについて掘り下げていきたいと思います。
フロロカーボンやナイロンは3lb〜4lbほど
僕はメバリングにおいて「PEラインを使ったほうがいいよ!」と進んでアドバイスしているのですが、もちろんナイロンラインやフロロカーボンラインを使うケースも出てくると思います
では、メバリングにおいてナイロンライン、フロロカーボンラインを使うときの太さは?という話ですが、これは「3lb〜4lb」の太さでオッケーです。PEラインに比べ強度が劣るため、もう少し太くしてもいいかな?とは思いますが、より釣果を伸ばすのであればこの太さがベストです
メバリングにおけるナイロンラインやフロロカーボンについて多面的なお話をしたいですが、あまりにも尺が長くなるため、他記事でお話することにします
ライン強度は気にするべきか?
そもそもメバルって20cmぐらいの魚だし、ライン強度なんて必要ないんじゃない?このように考える人も多いですし、漁港などで小さいメバル相手に釣りを楽しむ場合、ライン強度なんて気にしなくてもよいでしょう。お店で売られているメーカーラインであれば、このサイズ相手にブレイクするなんてことはまずありません
ただ、この写真のように大きなメバルが釣れることもあります。尺メバルであったり、25cmを超える良型であったり。場所を選べば、こんなにも大きなメバルが釣れるんですよ。
このサイズにもなると強烈なファイトを挑んでくるため、あまりにも細いラインではマイナス点が浮き彫りになります。PEラインであればまだしも、ナイロンラインやフロロカーボンであれば切れてしまう可能性だってあります
つまり、狙うメバルのサイズが小さいなら「ライン強度など気にしなくてもいい」となりますが、大きなメバルを狙うとなると「強度を気にしたほうがいい」となりますね
ジグ単ではない場合の太さは?
メバリングでは、ジグ単(ジグヘッド+ワーム)の釣り以外にも、フロートリグやキャロライナリグを使い楽しむことがあります。飛距離重視でメバリングを楽しむなら必須な仕掛けと言えますね
最近のフロートリグは20gを超えるものがあり、50m以上の飛距離を武器に戦いことができるため、以前に比べ格段に遠距離戦が優位になりました。
では、ジグ単ではなくフロートリグなどを使いメバリングを楽しむときの「ラインの太さ」はどの程度なのか?という話ですが、僕個人的にはPEラインの0.4号あれば十分じゃないかな?と考えていますし、実際0.4号のPEラインにて楽しんでいます。また、フロートリグなどを扱う場合、PEライン以外の選択肢はない・・・と考えておきましょう
どれだけラインを太くしても、0.6号が限界ですね。例えばメインラインに0.6号を使い、ショックリーダーのみフロロカーボンの4lbを使う・・・このようなラインセッティングがおすすめです
基本的に太すぎるラインはNG
ここまでで、メバリングにて使うラインの太さについてお話してきました。まとめると、PEラインであれば0.3号〜0.4号を使い、フロロカーボンラインやナイロンラインを使うなら3lbや4lbを使っておく、このような感じです。
この太さを聞いて「え、そんなに細いライン使うの?」と感じた人もいると思いますが、メバリングにおいて使うラインは「細ければ細いほうがメリットがある」と考えてOKです。もちろん、細すぎるとメバルの強烈な引きに対する不安が残るため、それを考慮しての「PEライン0.3号〜0.4号」です。中には0.2号で楽しんでいる人も多いです
では、なぜメバリングでは細いラインを使うべきなのか?という点について、50mほど深堀りしていきます
軽い仕掛けを使いにくくなる
メバリングでは、1g前後のジグヘッドを使う頻度が高くなり、主に軽い仕掛けを使った釣りとなります。そのため、ラインが太くなると軽いリグを扱いにくくなり、端的に言うと「釣りがめっちゃし難くなる」のですよ。
僕はメバリングにて0.2gとか変人的な軽さにて楽しむことがありますが、こうなるとラインの太さ一つで悍ましいほど釣果が変わります。0か100かぐらい変わりますね
つまり、メバリングでは軽い仕掛けを使うため、そのバランスが取れた「細いライン」を使おう!という話です
糸巻き量が足りない
ラインが太くなると、単純に「糸巻き量」が足らなくなる懸念が生まれます。メバリングでは2000番手のリールを使うことが最も多く、2000番に適したラインが0.3号〜0.4号です。つまり、ここだけを見ても「どの太さのラインを使うべきなのか?」が一目瞭然ですね
2000番リールに0.6号や0.8号のPEラインを巻くのは(基本的に)最適解ではないため、細いラインを巻いてメバリングを楽しんじゃいましょう
釣果が落ちる
メバリングにてラインを太くすると単純に「釣果が落ちます」。これは大げさでもなんでもなく、純粋にメバルが釣れなくなってしまう可能性が高いです。ラインが太くなると、操作性が悪くなり、飛距離も落ち、必要以上の強度を持て余し、結果としてメバルが釣れなくなってしまう
太いライン、使う必要性ないですよね?
難しいことは置いといて、とりあえず「メバリングでは0.3号か0.4号を巻いておけば大丈夫」だと考えておきましょう
↓「メバリングで使うラインの太さ」について、You Tubeでもお話しています。ぜひ見て下さい!