今回の記事は、アジングやメバリングで「一度使ったワームは使い捨てにすべきか、それとも再利用するべきなのか?」という点についてお話させて頂こうと思います
ワーム、決して安いものではありませんので、コスパ良く使っていきたいところですね!
著者プロフィール
- 釣具メーカー「リグデザイン」代表
- 複数メーカーで製品開発しています
- 釣りが趣味で釣りが仕事
- ワームのコスパにうるさいです
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使い捨ては勿体ないが、劣化の進んだワームを使うことは「釣果を落としてしまう」原因となってしまう
劣化したワームは釣果を落とすことも
メバリングやアジング、その他の釣りで使うワームは、1本辺り数十円のコストが掛かりますので、少しの劣化で捨ててしまうと非常に勿体ないです
1度の釣行で数百円以上のワームを使い込んでしまうことも
経済的にもそうですが、環境的にも【使い捨てせず、長く使う】ことが好ましいですし、作り手としても大事に使ってもらえると凄く嬉しく思います
しかし、アジングやメバリングなどライトゲームで使うワームは、釣果を最適化するために「柔らかく」設定してある場合が多く、つまり痛みやすいです
その変わり、柔らかいことにより「吸い込みが良くなる傾向」「動きがナチュラル」などといったメリットが付加されるため、ここは近郊を取るのが好ましいですね
耐久性を気にしすぎると、次は性能的な問題が生まれることもあります
当然、ボロボロになってしまったワームは、新品のワームと比べパフォーマンスが低下します
そのワームが本来持つ魅力や能力をフルに使えなくなってしまうこととなり、結果として「釣果に悪影響を及ぼしてしまう」ことも。
そのため、【ワームはある程度で見切りを付け、新しいものに交換する】ことが理想的であり、釣果を最大限伸ばすために必要な要素でもあります
例えば、劣化が進み「毎回ワームがズレる」。こうなると、恐ろしいほど釣果にマイナスが出てしまいます
では、「一度使ったワームを交換すべきタイミング」は?
という点について、具体的な考え方をまとめていきたいと思います。
フグに噛みちぎられたとき
フグはワームのコスパを異常に下げます
アジングやメバリングにてワームを使っていると、
「フグにワームを千切られる」ことがよくあります
フグの魚影が濃い場所へワームを投入すると、ほんの数秒でカツン!カツン!とフグの猛攻にあい、大事なワームが一瞬でズタボロとなることでしょう(太刀魚やカマスなど、歯の鋭い魚も同様です)
フグにワームを噛まれると、
- ワームに噛み跡ができる
- ワームが千切れる
- ワームが短くなる
など、ワームに対し致命的なダメージを受けます
この状態で使っていると、やはり釣果を落とす要因となるため「ワームを交換する」ことをオススメします
ワームの素材では、フグの脅威に打ち勝つことは困難です。いくら硬くしたところで、フグに目を付けられるとどうしようもありません
フグのいない場所、時間帯に釣りをする。ワームではなくメタルジグやプラグで釣りをする。
といった対策が好ましいですね
合わせて読みたい・アジング「フグに噛まれる」ときに考えたいこと |
ジグヘッドからワームズレるタイミングが交換時期
ワームのズレは、アタリが極端に減ります
ワームを長く使う、沢山の魚を釣る
そうなると、ジグヘッド装着にて出来た穴がどんどん広がり、「リトリーブ(ただ巻き)だけでワームがズレる」こともあります
ワームがズレると(ワームの)動きに悪影響が出ますし、とにかく少しズレるだけでも魚からの反応が恐ろしく下がることを長年の経験から確信しています
ワームのズレは、釣果に対するマイナス要因です
ただ、「ワームがズレやすくなってきた」
ですぐに交換するのではなく、違う位置に挿し替えてみることで「ズレがなくなる」こともあります。使えるだけ使って、どうしてもズレるようなら交換しましょう
明らかに魚の反応が変わったとき
私は、使ったワームを使い捨てはせず、「ギリギリまで使い込む」ことが多いです
しかし、使い込んだワームは明らかに「魚からの反応が悪くなる」ことを実証してます。
さっきまでアタリが頻発してたのに、全くアタリがなくなった・・・・
そんなときは、ワームがズレてないかを確認しましょう
小さくカットして使うのもアリ
劣化した部分をカットするのもあり
↑これは「リブリブ」というライトゲーム用ワームですが、このように、ダメージを受けた部分をカットし、再利用する・・・
というのも、一つの選択肢ですね(ただし、ワームによってはカットにてパフォーマンス低下も考えられます。サイズ感を意識したカットが◎)
アジングで使うワームサイズは以下リンク先にて詳しくお話していますので、そちらを参考にして頂ければと思います
合わせて読みたい・アジングで使うワームのサイズはどの程度がベスト?釣果を左右する大事な要素のため確実にチェックしておこう |
渋いときと調子良いとき
ダメージを負ったワームは次回に使う
これは個人的にやってることですが
アジングやメバリング、その他の釣りでも
【魚の活性が高いとき・低いとき】がありますよね。つまり、簡単に釣れるときもあれば、腕による釣果の差が出る渋いときがあります
私の場合、魚の活性が低く反応が得られないときほど【新品のワーム】を使うようにしています。少しでもダメージを負うと、すぐに交換です
渋い状況下では「釣果を落とす要因を少しでもなくす」ことを最優先しますので、ほんの少しのダメージでも交換します
そして、そのワームは「使ったワーム専用ケース」に保管しておき、
- 魚の活性が高いとき
- 何をやっても釣れるとき
- イージーな状況下
このように、そこまでワームのパフォーマンスに依存しない状況下にて「保管しておいた中古ワーム」を使うようにしています
ワームのコスパ、最大限に高めていきましょう!