今回は「メバリングロッドの長さ」を決めるときの目安をピックアップします。メバリングロッドには沢山の長さがラインナップされており、特にメバリング初心者の方は「一体どの長さを選べばいいんだ・・・」と夜も眠れない日々を送っていることでしょう
ですが安心して下さい。この記事を読むことで、確実に「メバリングロッドの長さを選ぶ基準」を知ることができます。メバリング歴10年以上、リグデザインプロスタッフである山口がお話します
You Tubeにて「メバリングロッドの長さ」について動画にしています!動画のほうが分かりやすい!って人は、ぜひご視聴下さい!
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メバリングロッドは6ft・7ft・8ftから選ぼう!
まず結論からですが、メバリングロッドの長さを選ぶときの基準は「6ft・7ft・8ft」この3つの中から選んでおけば間違いありませんし、そもそもラインナップがこの3つに絞られていることがほとんどです。
厳密には、同じ6ftでも数種類の長さが用意されていることが多いですが、大きくこの3つのカテゴリーに分け、自分の釣りに必要な長さをピックアップしていきましょう
と、漠然なことを言われてもシックリこない人が多いと思うため、6ft・7ft・8ft、それぞれの特徴、使う場面などを簡潔にまとめておきます。
6ftは超スタンダードな長さ
まず「6ft」の長さですが、このレングスは「メバリングのスタンダード的存在感を出している」と考えてOKです。実際、初心者の方が6ftの長さにてエントリーすることは多いですし、もし僕が「山口さん、メバリングロッドの長さはどれがいいでしょうか?」と聞かれた場合、迷わず6ftと答えることでしょう
例えば、メバリングを楽しむメインが「漁港」「ちょっとした堤防」など、足場が良く、小場所なのであれば、迷うことなく6ftを選べば大丈夫です。長くもなく短くもない6ftは、小場所において最高のパフォーマンスを見出してくれることでしょう
足場のよし悪しで7ftをセレクト
漁港など足場が良い場所は6ftでいいですが、これが「足場の悪い場所」となれば、話が変わってきます。海面までの距離が通り、足場が凄く高い・・・など、足元の状況によって7ftを選んだほうが良い場面があります
足場が悪いと、短いロッドだとデメリットが生じてしまうんですよ。釣れたメバルを抜き上げにくい、海面までが遠いため足元での根掛りが頻発・・・などですね
テトラ帯、足場が高い堤防や漁港など、足元の状況が良くない場合、7ftを選んでおきましょう。6ftに比べ小回りが効きませんが、それを覆すメリットを得られます
飛距離重視なら8ft
正直、漁港やちょっとした堤防、テトラ帯などで8ftのメバリングロッドを使うことはありません。出番なしです。
メバリングにおいて8ftという長さは「長過ぎる」と言えるし、1g前後の軽いリグを操作するには、かなり悪手となることは間違いありません。しかし、8ftのメバリングロッドが活きる場面もあるんですよ
それは「飛距離が必要」なとき。サーフや遠浅の場所、メバルがいるポイントが沖にある・・・など、飛距離ベースで釣りを展開していくなら、少しでも長いロッド、つまり8ftに優位性が出ることでしょう。また、フロートリグやキャロライナリグを使った反則級の飛距離を得やすいのも8ftという長さです
とにかくぶっ飛ばし、遠くのメバルを仕留めたい・・・そんな人は、8ftを手に取ってみましょう
5ftというマニアックな選択肢も
この項目は無視でいいです。特にメバリング初心者の人は無視して欲しいのですが、メバリングにて5ftの長さをセレクトする選択肢があることを知っておいて下さい。ちなみに僕は、5ftアジングロッドを使い、メバリングを楽しんでいます。アジングロッドの繊細さをメバリングに活かす・・・って感じですね
より高感度、操作性、軽いリグを扱える、この辺りのメリットが欲しいなら、5ftの長さを選ぶのもありじゃないかな?とは思います
長いロッドのメリットを考える
メバリングロッドの長さを選ぶ大体の基準をお話したところで、次は「長いロッド」「短いロッド」のメリットを簡潔にまとめてみたいと思います。
メバリングでどの長さのロッドを使えばいいのか?そう悩んで毎日の頭痛に困り果てている人は、両者のメリットを知り、自分に合った長さを見つけてみて下さい。
単純に飛距離が伸びる
長いメバリングロッドは単純に「飛距離」を伸ばせます。短いロッドに比べ上の位置から投げることができますし、ロッドのしなりを活かしたキャストができるため、基本的には短いロッドよりも長いロッドのほうが「飛距離が出る」と考えておけば良いでしょう
ただ、テクニック面の差もが滅茶苦茶に出るため、シンプルに「キャストが上手」な人は短いロッドでもそれなりに飛ばすことができます
メバルの引きをいなせる
メバルって、そのサイズ感の割に凄くよく引きます。25cmを超えるメバルの引きはとてつもなく、油断してると一気に負け戦に転じてしまいますね。海藻に巻かれたり、根に擦れてラインブレイクだったり
テーパーなど細かい要因はありますが、基本的に長いロッドは竿が曲がりメバルの引きをいなしてくれます。つまり、ロッドがメバルの引きに対し柔軟な対処をしてくれるため、ファイトがより楽になる・・・という感じですね
足場が高い場所で有利
短いロッドだと、足場が高い場所にて「ストレスが溜まる」ことはまちがいありません。言葉にするのが難しいですが、一度やってみれば分かります。短いロッドほど高場で不利です
長いロッドであれば足場の高い場所であれ余裕を持った釣りができるため、メインフィールドとなる場所の足元状況を確認しておくことをおすすめします
フロートリグなども使える
ジグ単ではなくフロートリグやキャロライナリグを使いメバリングを楽しむ場合、キャストするときの「垂らし」が長くなります。つまり、ロッドの長さがそれなりにないとキャストできませんし、そもそも全体的にバランスが悪くなるため、フロートリグをメインにメバリングを楽しむ人は、長いメバリングロッドを選んでみましょう
最近ではフロートリグ専用ロッドなんかも沢山出てますね!
短いロッドのメリット
長いロッドのメリットが分かったところで、次いで「短いメバリングロッド」のメリットもまとめます。ちなみに僕は圧倒的に短いロッドにてメバリングを楽しむ派で、5ftアジングロッドにてメバリングを楽しんでいます。ただ、これは0.4gなど軽いリグをメインとした釣りをしているだけなので、特に初心者の方は参考にしないで下さいね!
では、メバリングロッドの長さにて「短いロッド」を選ぶメリットを簡潔にお話します
感度がいい
短いロッドは長いロッドに比べて「感度が良い」傾向にあります。もちろん、テーパーや使われている素材によっても変わりますが、傾向的に「短いロッドは感度が良い」と考えて間違いないでしょう
僕のように0.4gなどを使い細かいアタリをフォールにて取っていくスタイルの人は、短いロッドを確実におすすめします
細かなアクションを入れられる
「ただ巻き」の釣りでは気にしなくてもいい項目ですが、細かいアクションをいれた後の「フォール」でアタリを取っていく、このようなメバリングを楽しむ人は、細かいアクションを入れることができる短いロッドのほうが良いでしょう
一度短いロッドの操作感に慣れてしまうと、長いロッドに戻ることが難しくなる中毒性があります
より繊細な釣りができる
短いロッドのメリットを総称するとしたら「繊細な釣り」を展開することができる、これに尽きます。長いロッドでは決して出すことができない繊細さにて釣りを展開することができるようになるため、「ただ巻き」でのメバリングを卒業し、よりテクニカルなメバリングを楽しもうとしている人にも、短いロッドはおすすめですね
「結論」初心者が選ぶべきメバリングロッドの長さは「6ftか7ft」がおすすめ
メバリングロッドの長さに対する思いを乗せすぎ長くなりましたが、ではこれからメバリングを始める初心者はどの長さをセレクトするのが一番なのか?その結論としては
6ftか7ftを選んでおけば間違いない
これが結論です。個人的には6ftがおすすめですが、足場が高いなど条件によっては7ftのほうがいい場面もあります。実際使ってみれば分かりますが、同じシリーズであっても6ftと7ftでは別物です。自分がどのようなメバリングを楽しむのか?を確実に考え、より最適な長さを選んでいきましょう!
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