アジングでは4種類のラインからセレクトすることになりますが、今回はその中の「PEライン」にバシッとスポットライトを当て、お話していきたいと思います
アジングで使うラインが分からない・・・PEラインをアジングで使おうと思ってるんだけど、エステルラインとで迷っている・・・そんな人は、この記事を読むことで圧倒的に知識が深まります。ぜひ、ご一読下さい!
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アジングでPEラインを使うメリット
実を言うと、僕(リグデザイン プロスタッフをしています)はアジングにてPEライン使用率が驚くほど高いです。というより、ほぼ100%PEラインにてアジングを楽しんでおります
なんでエステルラインを使わないの?というご意見を頂くことがありますが、この質問、焼き肉を食べている人に、なんで焼き肉を食べているんですか?と聞いてるみたいなものです
そう、好きだからアジングにてPEラインを使ってるんです。もう少し言うと、PEラインのメリットが僕の釣りにバシッと合っているから・・・ですね。では、PEラインのメリットはどのようなものがあるか?具体的にまとめます
感度がいい
PEラインは伸びが極端に少ないラインです。伸びがないということは、アジからのアタリをダイレクトに伝えてくれることになり、つまり「感度が良い」メリットを得ることができるのですね
アジングは、アジからの細かいアタリをモノにし、積極的に掛けていくことで釣果を伸ばすことができます。感度が良いほど釣果も伸びやすい傾向のため、PEラインの感度性能はこれ以上ないメリットとなるでしょう
直線強度が強く外道にも安心
PEラインは直線的な衝撃に対し強度が強いラインです。反面擦れに弱いデメリットもありますが、アジングにて根擦れを気にする比率が低いため、相対的に見てメリットのほうが強いでしょう
アジングをしていると、チヌやシーバスがよくヒットするんです。エステルラインだとヒヤヒヤものですし、50cmとか60cmクラスが掛かると、それはもう強烈ですね。ただ、アジングロッドであっても、PEラインであればこのクラスの魚を取ることも可能です
シーバスなど外道のヒット率が高い場所でアジングを楽しむときは、PEラインの強度がメリットとなりますね
よく飛ぶ
PEラインは、ナイロンラインやフロロカーボンラインに比べ飛距離が伸びる傾向です。ちなみに僕は「アジングにて飛距離を重要視しない」性格ですが、飛んで損をすることはないでしょう
少しでも沖に飛ばしたいときは、PEラインがおすすめです
読んでほしい記事・アジングで飛距離は必要?アジを釣るための飛距離について考えてみる |
PEラインのデメリット
アジングでPEラインを使うメリットがある一方、その裏では当然のようにデメリットが顔を覗かせています。アジングでPEラインを使うメリットとデメリット、表裏一体の関係性を確実に知り、使うか使わないかを検討してみることを強くおすすめします
では、アジングにてPEラインを使うデメリットはどのようなものがあるか?
- 比重が軽い
- リーダーが必要
- 値段が高い
比重が軽い
PEラインは比重が軽いラインです。これはメリットにもなり得るのですが、アジングにおいてはデメリットに感じる部分が多くなってしまいます
比重が軽いことで「風に弱い」「潮に馴染ませにくい」「軽いリグを沈めにくい」このようなデメリットが生まれてしまうため、注意が必要です。ちなみに僕は風が強いときも軽いリグを使うときもPEラインを使い、バコバコにアジを釣っています
あくまで一つのデメリットであり、このような状況にて絶対的にPEラインが使えない・・・という訳じゃないので、ご安心を
リーダーが必要(直結はダメ)
PEラインは擦れに弱い性質があり、また直結部分が切れやすくなるというデメリットもあるため、PEラインを使うときは「ショックリーダーが必ず必要」となります。
たまにPEラインにリーダーなしの直結でいいですか?というご質問を頂きますが、それはNGだと思っておいたほうがいいですね。もちろんできないことはないですが、最適解ではないですし、恐らく後悔します(良型アジが掛かったときに切れちゃう・・・など)
少しお高い
PEライン、他ラインに比べ単価が高い傾向です。いいものなら150mで6000円とか7000円します。もちろん2000円などで買えるPEラインもありますが、よりコスパよく楽しむならナイロンラインやフロロカーボンラインの選択肢もありですね!
アジングにおけるショックリーダーや風については以下リンク先の記事にてより詳しくお話しています。知見を広げることで必ず釣果に直結する気づきが得られるため、予備知識を増やすためにもぜひご一読下さい
読んでほしい記事・アジングにショックリーダーは絶対必要!太さや長さなど、完全解説! |
・アジングで「風」の限界は風速何m?経験則からお話します |
アジングPEライン基礎知識まとめ
アジングにてPEラインを使うメリット・デメリットを知り、「PEラインを絶対使おう!」となった人もいれば、絶対的にPEラインなんて使わないとなって人もいると思います
もちろん、絶対的な正解のない問題のため、PEラインが向いていないのなら、エステルラインやフロロカーボンラインなど、他選択肢を選ぶべきですね
では、アジングにてPEラインを使うことを決心した人向けに、アジングにおけるPEラインの基礎知識についてお話していこうと思います。
PEラインの太さ(号数)は?
Q・アジングで使うPEラインの太さ(号数)はどの程度がいいの?
A・0.2号〜0.4号がスタンダード
僕は0.2号、0.3号を使い分けています。初心者さんであれば、0.3号程度から始めてみることがおすすめ
リーダーの長さや太さは?
Q・ショックリーダーの長さと太さはどの程度?
A・50cmぐらいで、フロロの3lb〜4lb
僕の場合、フロロカーボンのショックリーダーを使い、太さは3lbを使うことが多いです。リーダーの長さは「結束部がガイドに通らない程度」を目安とし、30cm〜50cmほど取っています
PEラインの色は?
Q・ラインの色で釣果が変わる
A・変わったとしても誤差の範囲内だと考えています
アジングにおけるラインカラーについては、「ラインの色は釣果に影響するのか?」←この記事で具体的にお話しております
風が強いときは?
Q・風が強いときのコツなどありますか?
A・PEラインは風に弱いため、ラインをなるべく海中に付けることを意識しています
そもそもPEラインは風に弱いです。赤ちゃんです
なので、ラインが風の影響を受けにくいようロッドを寝かせ、ラインを海中に付けるようにしています。ラインが風を受けるほど被る被害が大きいため、その点を意識することがおすすめです
ノットは?
Q・ショックリーダーを結束するときのノットは?
A・僕はFGノットで結束しています
アジングにてFGノットを組む人は少数派のようですが、僕はFGノットにて結束しています。FGノットが難しいよ・・・って人は、シーガーさんのHPで詳しくやり方が載っています。そちらを参考にどうぞ
PEラインであろうがエステルラインであろうがフロロカーボンラインであろうが、釣れるワームを使うと釣果を伸ばせます。リグデザインの「リブリブ」や「リーブイ」はアジが癖になるほどよく釣れますし、日本全国に大勢いるユーザーさんがその実力を最大限活かしてくれています
ぜひ手に取り、使ってみて下さい!
読んでほしい記事
・「ナイロンライン」 |
・「フロロカーボンライン」 |
・「エステルライン」 |
ちなみに、以前ツイッターにて「アジングで使うラインはどれですか?」とアンケートを取ったところ、このような結果となりました。ちょっとした参考までにどうぞ