アジングと言えばフォールやただ巻きで狙うイメージが強いですが、今回はそのいずれとも違う釣法である「ライトワインド」を用い、アジを狙う方法を紹介していきたいと思います。アジングでのライトワインドはメインとして使う釣法ではありませんが、引き出しの一つとして知っておくことで、ただ巻きやフォールでは釣れないときのアクセントとして使うことができる方法なので、知っておいて損はないはずです。
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そもそもライトワインドとは?
そもそも、「ライトワインドとは一体なにか?」という点ですが、ライトワインドとはその名の通り【ライトに楽しむためのワインド釣法】であり、具体的に言うと素早くワームを左右へダートさせ、素早い動きで魚の捕食本能を刺激する釣法です。ルアーをエサと認識させて口を使わせるマッチザベイト的な考え方ではなく、素早い動きでの「反射食い」を狙った釣りだと言えますね。
基本的にアジングは「スローな動き(フォールなど)でアジに口を使わせる」考えの元、釣りを展開していくことが多いですが、ただ巻きやフォールの釣りなど、スローな釣りでは反応が悪いときなどにライトワインド釣法を駆使することで、従来であれば釣れていなかったアジを釣ることができることもあるため、引き出しの一つとして、ライトワインド釣法を知っておくこともまた、アジングで釣果を伸ばすために必要な一つの要素だと言えます。
使うべきタックルセレクト
ライトワインドは、ワームに素早い動きを付加させることで、アジのリアクションバイトを狙うための釣法となるため、所謂「ジグ単専用ロッド」ではなく、ワームをキビキビと動かすための操作性が良いタックルで挑むことをおすすめします。
具体的に言うと、ハリがあるチューブラーティップモデルのアジングロッドがおすすめで、5g程度までのウエイトを背負えるロッドであれば尚良です。リールは2000番クラスがおすすめで、ラインは必ずPEラインをセレクト(伸びがないラインがベストです)し、太さは0.4号程度がベストです。
使うワームは「ダートに特化したワーム」を使い、ジグヘッドは「ダートタイプ(ヘッド形状が鏃型のもの)」で、ウエイトは2g〜5g程度を揃えておけばオッケーです。(1gの差が釣果を大きな影響を与えてしまうこともあるため、1g単位で揃えておくことをおすすめします)
↑他メーカー様アイテムですが、個人的には尺ヘッドを使うことが多いです
日中のアジに対し、特に効果的
もちろん、ナイトアジングでもライトワインドが効くシーンがありますが、ライトワインドは(どちらかと言うと)日中のアジング、所謂「デイアジング」において、その効果を発揮します。
というのも、日中は(アジから見た)ワームの視認性が良くなるため、ナイトゲームのようなスローな動きでは、どうしても反応が鈍くなってしまう傾向にあるからなんです。もちろん、デイアジングであってもただ巻き、フォールが効く場面もありますが、ライトワインド釣法による素早いダートアクションによる反射食い(リアクションバイト)を狙うほうが効率的ですし、理にかなっているとも言えるため、明るい時間帯のアジングでこそ、ライトワインド釣法を試してみて下さい。
合わせて読みたいライトワインドでアジを狙う!そのやり方を紹介します
ライトワインドでアジを狙うための具体的なやり方ですが、流れとしては以下の感じです。
- アジがいるレンジまで沈める
- チョンチョンと2〜3回ほどアクション
- カーブフォールで食わせの間を作る
- アタリが出るまで繰り返し
まず、アジがいるレンジまでワームを沈めます。5秒、10秒とカウントダウンにて徐々にレンジを落としていき、アタリのあるレンジを探ることでアジの居場所を見つければオッケーです(レンジを外すと釣れなくなるため、定期的にカウントダウンにてアジの居場所を把握することが釣果を伸ばす鍵)
そして、ロッドをチョンチョンと軽く上下に2〜3回動かし、ワームへダートアクションを付加します。その後カーブフォールで元のレンジまでジワーっと沈め、後はこの動きをアタリが出るまで続けていけばオッケーです。(状況によってはフリーフォールが効くときもあります)
このように、アジングではライトワインドによるダートアクションが効果的になるケースもあるため、ぜひお試し下さい。
↑ライトワインドでは使えませんが、アジングを楽しむ上で使ってもらいたいワームです。リグデザインの総力を上げて作り上げたワームであり、釣果に対して絶対的な自信があります。全国5000枚を超える釣果報告を頂いており、その実力は折り紙付き。ぜひ使ってみて下さい