今回は、メバルを昼の時間帯に狙う所謂「デイメバリング」について、リグデザインプロスタッフである山口でお話していきたいと思います。デイメバリングにおいて圧倒的な網羅性を持ちまとめているため、この記事を読んで頂くことで「昼のメバルを攻略した」も同然です
昼の時間帯にメバルが釣りたくて疼くぜ・・・って人は、ぜひご一読下さい
■デイメバリングで使ってみて下さい
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昼にメバルを狙う!デイメバリングの基本まとめ
デイメバリングにてコンスタントな釣果を得るためには、デイメバリングを攻略するために絶対の絶対に知っておきたい要素を確実に知っておくことが大事です。これを知らないと、昼の時間帯にてメバルを釣ることが難しいです
では、デイメバリングにおいてどのような知識を持っておいたほうがいいのか?
- デイメバリングの時期
- 昼に使うワームカラー
- 昼メバルの難易度
- 絶対に外せない時間帯
まず手始めにこの4つについてお話します
デイメバリングの時期は?
デイメバリングで安定した釣果を得るには、当然「メバルに適した時期」に釣行することが大事です。メバルは高水温が苦手な魚でして、暑い時期になると沖の涼しい深場へ行ってしまいます。つまり、届く範囲にメバルがいなくなってしまうんですよ
では、メバルが届く範囲におり、なおかつストック量が多くなるのはどの時期か?やはり「春」の時期がデイメバリングにベストな時期であり、最もコンスタントな釣果を狙うことができるでしょう。次いで「秋」の時期ですね
低水温である冬も狙えますが、水温が12度を下回ってくると厳しい戦いを強いられます。ただ「夏」、お前だけはダメだ・・・
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デイメバリングで使うワームカラー
昼のメバリングにてよく聞かれるのが「デイメバリングって、何色のワームカラーを使えばいいんですか?」という類の質問。絶対的な答えがない凄く難しい問題ではありますが、僕のこれまでの経験だけで結論付けるのであれば
「なるべくナチュラルなワームカラー」を使い、デイメバリングを楽しむのが一番です。明るい昼の時間って、メバルからワームが丸見えなんですよね。そこにピンク!イエロー!と派手なカラーを投入すると、当然メバルは警戒する訳です。
もちろん、反対に派手な色に対し飛びついてくることもあるのですが、統計的に見ると「クリアカラーなどのナチュラルワームカラー」が最もいいんじゃないかな?とは思っています
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昼のメバルは攻略が難しい?
夜のメバリングか、昼のメバリングか?この2つをスバっと一刀両断し、「簡単」か「難しいか」を割り振るのであれば、1秒の迷う時間なしに「昼のメバリングのほうが難しい」と断言できます。夜よりも昼のほうが、メバルを釣るのが難しいんですよ
夜になるとメバルは表層付近まで浮き、アグレッシブに行動します。つまり、ワームに反応する個体が多くなりますし、「表層を攻める」という確実な答えがハッキリしているため、難易度がズドンと低くなります。補足すると、より上級者を目指すなら夜であっても表層のみを狙ってるようじゃダメです
「俺、難しいの嫌いなんだ」そんな人は、一寸の迷いを持たず「ナイトゲームでのメバリング」にシフトすることがおすすめです。簡単か難しいかで言うと、圧倒的に夜のほうが簡単です
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絶対的に外せない時間帯
昼の定義を「明るい時間帯」とするのであれば、絶対的に外せない時間帯があります。これを見ている9.5割以上の人が知っている周知の事実でしょうが、敢えていいます
「まずめの時間帯」だけは外さないほうがいいです。なぜまずめが釣れるのか?諸説ありますが、細かい説明抜きにしても、マズメの時間帯って恐ろしいほどメバルが釣れるんです。
非常に高確率で当たる馬券があれば絶対的に買いますよね?マズメはそのレベルで「メバルが釣れる可能性が高い時間帯」と言えるため、デイメバリングにしてもナイトメバリングにしても、まずめを絡めたスケジュール設定がおすすめです
デイメバリングの釣り方まとめ
前置きというか、予備知識についてのお話が長くなりましたが、次いで「具体的なデイメバリングの釣り方」についてお話していこうと思います。昼のメバルは夜のメバリングとは攻め方が異なります
これを知っているかどうかで釣果に恐ろしいほどの差を生むため、絶対的に知っておくことをおすすめします。
ストラクチャーの際を狙う
夜になるとメバルは表層付近まで浮いてきますし、昼の時間帯であっても浮いていることもあります。しかし、基本的な考え方としては「昼のメバルは何かしらのストラクチャーに付いている」と思っておきましょう
メバルは表層にいるもの!とデイメバリングにてその考えを反映してしまうと、恐らく釣果を伸ばすことができません。釣れたとしても、凄く非効率です
では、デイメバリングではどのようなストラクチャーを狙うのか?ストラクチャー際に付いているメバルをタイトに狙っていきましょう
- テトラの際
- 海藻の周辺
- 岸壁の際
- ボトム周辺
テトラの際
僕はデイメバリングを楽しむときは、8割以上の頻度で「テトラ帯」にてメバルを狙っています。その理由は単純明快で、テトラには星の数ほどのメバルが生息しており、その全てがメバルが好むストラクチャーとなっているから
テトラとテトラの隙間はもちろんのこと、テトラの際にも沢山のメバルが付いています。後でお話しますが、テトラの際には海藻が多く生えていることもあり、メバルが好む環境が揃っています。また、ベイトも溜まりやすいため、最早パラダイスです。4LDKのタワーマンションで、コンシェルジュ、ジム、公園が付いている・・・人間で言うとこんな感じでしょうか?
兎にも角にも「テトラ」はデイメバリングに最適です。足場が悪いので注意が必要ですが、狙ってみる価値がある場所であることは間違いないでしょう
海藻の周辺
海藻の周辺は沢山のメバルがいます。つまり、海藻が最適な「ストラクチャー」となるため、デイメバリングでは海藻周りを探ってみることをおすすめします。
ただ、言わずとも海藻が引っかかってしまうため「軽いジグヘッド」で海藻の際をジワーっと舐める感じで攻めていると、堪らずメバルが飛びついてきます。前述したように、テトラなど複数のストラクチャーに絡む「海藻」がある場所ならなお良しです
岸壁の際
メバルの絶対数こそ少ないですが、堤防や漁港などでデイメバリングを楽しむ場合「岸壁」も一つのストラクチャーとして考えてみることをおすすめします。壁際って案外魚が付いているんですよ
また、停まっている船であったり、その船についているロープであったり、スロープであったり、とにかく何かしらの変化がある場所は全て「メバルが付いている可能性がある」と考え、撃っていくことで釣果を伸ばすことができるでしょう
ボトムを狙う
ボトム、つまり「海底」ですが、海底には何かしらのストラクチャー(沈み根)があるため、ボトム全体が「メバルがいる可能性のあるストラクチャー」だと思っておきましょう。砂地であっても点在するシモリなどは狙い目です。
また、メバルはしっかりボトムに付いているよりは、ボトムの少し上に定位していることが多いです。つまり、ボトムから少し上を攻めることが大事な要素となります。難易度が高いですが、ここを意識するとしないでは、釣果に悍ましいほどの差を生み出してしまうことでしょう
できるだけメバルの魚影が濃い場所を選ぶ
これ、誰でも分かっている当たり前の事実なのですが、「メバルがいない場所」で釣りをしても「メバルが釣れることはない」んですよ。もう少し言うと、メバルの魚影が少ない場所もNGです
当たり前のことなのですが、メバリング初心者の方がやりがちなミスでもあります。初心者の頃って「海の中にはメバルがうじゃうじゃと湧くようにいる!」みたいなイメージを持っていますよね?少なくても、僕は釣りを始めるまでは海にはビッチリと魚が住んでいるもの!ってイメージがありました
実際にそんなことはなく、魚がいる場所とそうでない場所がキッパリ分かれるため、「可能な限りメバルの魚影が濃い場所」にてデイメバリングを楽しむことも、釣果を伸ばす鍵となりますね。目視で沢山のメバルが見える場所であれば、なお良しです
リアクションの釣りがおすすめ
メバリングって「スローな動きでメバルを狙う」というイメージが強いですが、デイメバリングの場合はワームの存在が丸わかりのため、スロー過ぎる動きでは一瞬にして見切られてしまいます。メバルってクリクリの目からも分かるように、目がいいほうの魚なんですよ。ジッとワームを観察し、捕食行動に出ます
つまり、ワームの姿が丸見えのデイメバリングにおいては、メバルに考える暇を与えないことが大事です
具体的に言うと「メバルの本能を刺激しちゃえ」作戦です。所謂「リアクションの釣り」と呼ばれるもので、素早い動きや急激な変化を持たした動きをワームに持たせることで、メバルに「反射的に口を使わせる」ことが大事な要素となります
例えば
- ダート、ライトワインドと呼ばれる釣り方にて圧倒的な「リアクションバイト」を誘発する
- スピーディなリトリーブ(ただ巻き)にてワームを見せ、フッとテンションを抜き口を使わせる
このような釣り方を持ち、デイメバリングを攻略していくことをおすすめします
以上、長くなりましたが「デイメバリング攻略法」でした
■メバルが釣れるワーム