メバリングと言うと「ただ巻き」で釣るものというイメージが強いですし、実際ただ巻きはよく釣れるメソッドのため、多くのアングラーが活用しているテクニックでもあります。当然リグデザインでも「ただ巻き」でのメバリングを楽しむことが多いですが、経験上ただ巻きだけでは食わせきれず、「フォール」を活用しないことには釣果が伸ばせない・・・という状況によく陥ることがあるため、このページでは【フォールを活用したメバリングメソッド】についてまとめていきたいと思います。
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メバルにフォールが有効的な状況下を考えてみる
そもそも、メバリングでは「ただ巻き」が有効的とされていますが、ただ巻きでのメバリングを成立させるためには、メバルの活性がある程度高いことを前提に釣りを展開していかなければいけません。メバルは夜の時間帯になると表層付近まで浮き、表層にいるメバルは餌を活発に食べ活性が高い状況であることが多いため、ただ巻きで目の前を通してやると、積極的にアタックしてくることが多いです。しかし、表層に浮いている状況でも、メバルの活性が低いときもありますし、そもそも表層に浮いてこず、ボトム付近に付いていることも多くなるため、このような状況に陥った場合、「ただ巻きだけでは活路を開けない」ということになってしまいやすいです。
そこで有効的なテクニックが「フォール」であり、攻めの釣りである「ただ巻き」に対し、フォールはスローでナチュラルな動きで食わせのスイッチを入れることができるため、特にメバルの活性が低い状況下では【フォールにしか反応しない】ということがよくあります。また、魚は上から落ちてくるものに対し興味を示しやすいため、その点を見てもフォールがプラスに作用することもあるでしょう。
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ただ巻きの中にフォールを入れる
では、具体的なメバリングフォールメソッドですが、一番単純明快なテクニックは「ストップ&ゴー」で、具体的に言うと【ただ巻きの中にステイを入れ、フォールを入れる】テクニックです。ただ巻きだけではどうも反応しないときは、アタリはあるが乗せきれないときは、ステイによるフォールを入れることで、嘘のように釣れだすことがよくあります。
5回巻く→5秒フォール→5回巻く・・・これを繰り返す感じですね。また、ルアーを回収するレベルのスピードで巻き、ピタッとステイによるフォールを入れることで食いのスイッチが入ることがあるため、ぜひ試してみて下さい。
軽量ジグヘッドでゆるふわフォール
特に冬の低水温期によく使うテクニックであり、メバルの活性が下がりに下がっているときに有効的なテクニックとなりますが(もちろん、活性が高いときにも効果抜群です)、0.2g〜0.4g程度のジグヘッドにワームを付け、潮に乗せる感じで緩くフワフワとさせながらフォールさせていくテクニックがあります。
1g前後のジグヘッドに比べ圧倒的にスローな釣りを展開することができるため、ただ巻きでは全く反応しない・・・そんなときにぜひ試してみて下さい。0.2gの差が致命的に釣果へ差が出るほどはシビアな釣り方となるため、0.2g単位でジグヘッドを揃えておき、メバルの反応が出るまで調整することが釣果を伸ばす鍵。
合わせて読みたいボトムを攻めるときは巻きよりもフォールのほうが簡単
メバリングでは、攻めるべきレンジを「表層」「ボトム」の2つに分け狙うことをリグデザインでは推奨していますが、表層に比べボトムは「レンジをキープしながら巻いてくることが難しい」と言えます。ボトムを引いているつもりであっても、浮き上がってしまっていることがよくあるため、レンジの誤差を埋めるためにも、フォールを活用し、しっかりボトムを取れるメバリングを展開していくことをおすすめします。
やり方は簡単で、まずはボトムを取り、そこから巻き続けるのではなく、3回巻く→フォールでボトムを取る→3回巻く・・・を繰り返すことで、浮きすぎたワームをボトムに戻し、ボトムに付いているメバルに対し正確にアプローチすることが可能となります。
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