今回は、ジリジリと溶けるような暑さが身に染みる「夏」の季節にアジングを楽しむときの攻略法についてお話していきます。夏アジングで狙うべきポイントであったり、夏アジングで釣果を伸ばすコツ
この辺りについて、「もう夏アジングについて検索する必要性がなくなる」レベルで掘り下げていきたいと思います。過去10年以上アジングを楽しみ、10回以上の夏アジングを楽しみきった僕の完全主観にて語ります
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夏は所謂「豆アジ」サイズ中心となる
夏アジングのターゲットは、サイズが小さい所謂「豆アジ」となる。場所によるが、良型が出にくい傾向のため、そこを考慮した攻略法を考えていこう
夏になると海水温が急激に上昇します。そのため、良型サイズのアジはより涼みを求めて「深場」に落ちる傾向です。僕たち人間も夏になると涼みを求めて「なるべき気温が低い場所」が大好きになります。アジも同じで、唸るような暑さは耐えられないのです
しかし、サイズ小さな豆アジたちは浅場に残り、僕たちアジンガーを楽しませてくれます。つまり、夏アジングは主に「豆アジ」がメインターゲットとなり、良型アジは秋までオアズケ・・・という認識の元、アジングを楽しむべきですね(もちろん、場所を選ぶと良型が釣れることもあります)
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タックルはジグ単専用がおすすめ
メインターゲットが豆アジとなるため、なるべく繊細なジグ単アジングロッドがおすすめです
僕が夏アジングを楽しむときは、より繊細な釣りを実現できるよう「高感度ジグ単ロッド」を用意するようにしています。豆アジのアタリを確実にキャッチし、それを確実に掛けていく・・・こう特化したタックルを構成することで釣果を伸ばせます
具体的には
- 5ftアジングロッド
- 1000〜2000番リール(僕は2000番)
- なるべく細いライン(0.2号など)(エステルorPE)
こんな感じ
乗らないときは「アシストフック」の活用も
豆アジングは「アタリはあるが乗らない」ということが多い。この場合「アシストフック」を付けることで掛かりやすくなり、当然釣果が伸びる。
アタリはあるが乗らないときは「アシストフック」を使うのもあり。個人的にアシストフックを使うことはないが、どうしても数を伸ばしたいときや、アジングを始めたばかりの人は感覚を養うために使うのもありですね。
夏アジング攻略法まとめ
夏アジングを楽しむ前の予備知識についてお話終えたので、次いで「夏のアジングはどう攻略していくか?」という点をお話していこうと思います。基本的に通常営業でのアジングで問題ないが、如何せん豆アジ相手の釣りになるため、ちょっとしたコツを掴むことが大事です
- 狙うべき場所
- 夏アジの釣り方
- ジグヘッドの重さ
- 使うワーム
この4つについてまとめます
夏に狙うべき場所
高水温であることを認識し、アジがいるであろう場所を絞り込むのが釣果を伸ばすコツ
夏以外の季節であってもそうですが、アジングで釣果を伸ばすには「アジがいる場所」を絞り込む必要性が出てきます。アジがいない場所でのアジングなど、砂漠の真ん中で熱々のおしるこを売るぐらい無謀なことです
夏アジングにて場所を絞るときは「少しでも水温が低い場所」を狙うことが大事です。また、夏は海中の酸素量が少なくなる傾向があり、「酸素量が安定している場所」も一つの指標です。例えば赤潮が発生している場所は狙うべきでありません
例えば
- 潮通しが良い場所
- 水深がある場所
- 河口
夏アジングのメインはこのような場所を選ぶと安定です。もちろん、漁港の奥深まった常夜灯下なんかでも成立しますが、上記場所のほうが打率が高まるし、上手くいけば良型アジに出会える可能性もあります
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夏アジの釣り方
夏アジングは「フォール」で口を使わせる王道的な釣り方が基本です
まず、夏アジングのスタンダードな釣り方は「フォール」を用いた王道的なアジングです。過去たくさんの釣り方にて夏アジを釣ってきましたが、やはりこの釣り方以上に釣果を伸ばせるものはない・・・と確信しています
具体的には
- キャスト
- カウントでレンジを合わす
- チョンチョンと軽いロッドアクション
- テンションフォールで数秒アタリを待つ
- これの繰り返し
です。カウントやフォールについて別記事で具体的なお話をしているため、予備知識として確実に知っておくことをおすすめします。アジングで釣果を伸ばす上で絶対的に外せない2項目です
読んで欲しい記事・絶対的に知っておきたい「カウント」というテクニック |
・王道アジングテクニック「フォール」について知っておこう |
ジグヘッドの重さが大事
僕はアジングにおいて「ジグヘッドの重さ」が釣果における重要要素と考えており、当然「夏アジング」であってもそれは同じです。というより、夏は豆アジ中心となりジグヘッドウエイトによる釣果差が顕著に出ると考えられますね
豆アジは言うまでもなくサイズ小さく、その小さい口にワームをスッポリ吸い込ませることが難しいです。このため、アタリはあるが中々乗らない・・・という現象が起きやすく、これを改善する一つの要素に「ジグヘッドの重さ」が挙げられます
基本的に「軽いジグヘッドほど吸い込ませる力が増す」のですが、あまりに軽いと「レンジを合わせられない」「ワームを見切られる」という懸念も生まれる。
ここの調整は現場合わせが必須であり、言うならば「0.2g〜2gまでのジグヘッド」を細かく用意しておき、そのとききに合った重さ調整をする他、釣果を最適化できる方法はありません。僕の場合は1gから始め、徐々に軽くしていくのが鉄板で、潮の流れが速いときは2gや3gを使うこともあります
読んで欲しい記事・釣果を伸ばすアジングの「アタリ」と「合わせ」を知る |
・釣果を最適化!アジングで使う「ジグヘッドの重さ」を解説! |
夏は練習に最適!
夏はアジング練習に最適な季節です
くどいようですが、夏のアジングは「豆アジ」釣果が中心です。そして、豆アジをコンスタントに釣るのは難易度高めです。数が大量におり、アタリの数は多く一見イージーな感じですが、そのアタリを確実に掛けるための「合わせ」、豆アジからのアタリを見逃さない能力、このスキルを確実に身につけることができれば、絶対的にレベルアップ間違いありません
豆アジであっても良型アジであっても、アジはアジです。豆アジをコンスタントに掛けることができるようになれば、良型アジも掛けることができるようになります。
乗らないアタリは精神ダメージが大きいですが、だからこそ練習しがいがあります。豆アジしか釣れない夏アジングを敬遠する人は多いですが、敢えてこの季節を楽しむことで、スキル底上げを図ることができますね
ワームは〜2インチがおすすめ
夏アジングで使うワームは、個人的に「〜2インチ」を使います。具体的には、1インチ・1.6インチ、2インチ、この3つを使いますが、このように複数サイズを持っておくとより有効的なワームを見つけやすくなるでしょう
また、「豆アジだから小さいワームが絶対的にいい」こう考える人が多いようですが、個人的にはそうでないと考えています。大きいワームになるほど掛かりがよくなることを過去何度も経験しており、これは
「アジが大きなエサを吸い込もうと力強くバキュームする」からと推測され、つまり大きなワームでこそ吸い込みがよくなり、掛かりがよくなる・・・という話です。もちろん2インチがダメなときもあり、1インチしか釣れない・・・ということもありますが、固定概念として「小さいワームしかダメ」と考えていると、機会損失が大きくなる可能性が高いです
最後になりますが、少しだけお知らせさせてください。リグデザインではアジングに最適なワームを複数リリースしており、もちろん夏アジングにも最適です。ぜひ使ってもらえると嬉しいです!