今回はメバリングにおける「レンジキープ」についてリグデザイン プロスタッフである山口がお話していこうと思います。主に「ただ巻き(リトリーブ)」の釣りにて絶対的に知っておきたいテクニックのため、知識を深め上達を目指してみることをオススメします。総合的な釣果が変わりますよ!
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メバリングにおける「レンジキープの重要性」を知る
そもそもレンジキープとは?というお話ですが、その名前を聞いてパッと想像が付くように「レンジ(層)をキープする」ことを指す言葉です。もう少し具体性を持たせると、ワームを一定層に真っ直ぐキープしながら泳がせてくる・・・ということになりますね
このレンジキープですが、メバリング(主にただ巻きの釣り)にてかなり大事なテクニックとなります。これを知っているか知らないかで、生涯獲得メバルの数が500は変わるでしょう。大損害です
ではなぜメバリングにて「レンジキープ」が大事なのか?という点ですが、これはメバルの習性が関係しています。目視したことがある人はお分かりでしょうが、メバルはワームの後ろを追尾し、しっかりと確認してからバクッと食ってくることが多いです
つまり、追尾している状況にて「違和感」を感じられたら最後・・・メバルに愛想を尽かされてしまいます。例えば、ワームが上下にジグザグな動きをしているときのメバルの代弁をすると「めっちゃ怪しい」となります。つまり、警戒されてしまいそっぽを向かれてしまうため、この違和感を消すために「レンジキープ」が必須なんですね
主に「表層」を狙うときに意識しよう
そもそもメバリングにおいて「レンジキープ」が必要な場面は【表層】を狙うときに限る・・・と僕は考えています。中層やボトムをただ巻きで狙うこともあるでしょうが、ここをレンジキープしながら巻いてくるって、凄く難易度が高いんですよ。確認する術もないですし、僕の中では中層やボトム狙いのメバリングは「フォール」の釣りをオススメしています
つまり、「ただ巻き(リトリーブ)」にてメバリングを楽しむのは「表層のみ」と言えるので、必然的に【レンジキープは表層に限る】といえるのです
メバリングにおける「ただ巻き」「フォール」については別記事orYou Tubeでお話しています。メバリングを楽しむ上で絶対的に知っておきたい内容となっているため、合わせてご覧下さい
読むべき関連記事・メバリング「レンジキープ」を動画にてサクッと知る(You Tube) |
・表層攻めのスタンダードテクニック「ただ巻き」でメバルを釣る基本を知る |
・ボトムや中層にいるメバルは「フォール」で狙うのがおすすめ |
・メバリングでの「ただ巻き」をYou Tube動画でお話しています |
・メバリングの「フォール」をサクッと動画で話しています(You Tube) |
レンジキープは「ジグヘッドの重さ」の最適化が必須
メバリングにてレンジキープを確実に行うには「ジグヘッドの重さ」を最適化することが大事です。その日の風や潮の流れなどを考慮し、最もレンジキープしやすいジグヘッドの重さを見つけなければ釣果を最適化することはできません
上手く調整するコツとしては、まず「1g」のジグヘッドから始め、風により浮き上がったり潮が速く流されてしまうときは1.2g、1.5gに変えてみる、反対に1gだと速く沈みすぎる場合、0.8g、0.6gに落とす、このように微調整し、その日の最適解を見つけることがおすすめです
凄く細かいですが、このちょっとした差が大きな釣果の差に繋がることが多いです。無論、メバルの活性が高くワームにバコバコアタックしてくるときは「そもそもレンジキープの概念なしで釣れる」のですが、渋いときこそ少しの差が大きな差となります。微調整は面倒ですが、ここをどうやりきるか、これが釣果を伸ばす鍵です
読むべき関連記事・絶対的に知っておきたい「メバルが釣れるジグヘッドの重さ」の知識を深めよう |
レンジキープのコツを考える
メバリングにおけるレンジキープのコツですが、ハンドルを1秒間に一回転させるほどのリトリーブスピードで調整するのが一番です。もう少し言うと、ハンドル一回転で真っ直ぐ泳いでくる「ジグヘッドの重さ」に調整することが大事・・・ということですね
ハイギアかノーマルギアか・・・など、ギア比によって誤差はありますが、僕はノーマルギアにて1秒間に一回転を目安に「リトリーブ」でのメバリングを楽しむことが多いです。ちなみに大体の場合で1gからスタートし、最初から最後まで1gで通すことがほとんどですね。風が強いときは1.5gほどを使います
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慣れてきたら「リトリーブ+ステイ」も覚えよう
リトリーブにて「レンジキープ」に慣れたら、リトリーブの中に「ステイ」を入れてみることをおすすめします。特に、ただ巻きだけだと反応が薄い、アタリはあるが乗らない・・・そんなときこそ、リトリーブだけで通すのではなく、ステイを入れることにより「食わせの間」を入れていきましょう
具体的な釣り方としては、レンジキープしながらハンドル5回転ほど「リトリーブ」する。そして、ピタッとハンドルを止め3秒〜5秒ほどのステイを入れ「カーブフォール(もしくはフリーフォール)」を入れる。こうすることで、ステイ後のフォールが食わせの間、リアクションとなりバイトに繋げることができます
これはあくまで僕の主観ですが、メバリングは「ただ巻き」による横の釣りよりも、フォールによる「縦の釣り」のほうが好みですし、よく釣れています。最近では「ただ巻き」でメバルを狙うことはせず、フォールばかりでメバルを狙っていますね。
僕はリグデザイン「リブリブ」「リーブイ」「サーチー」を使いメバルを釣っています。間違いなく釣れるワームなので、ぜひ使って沢山メバルを釣って下さい!