今回は、夜にアジングを楽しむ所謂「ナイトアジング」の攻略法をお話していきます。
アジングは夜の時間帯での釣行がスタンダードとされており、昼と夜では圧倒的に夜のほうが釣れるし、難易度が低い傾向にあります
つまり、ナイトアジングの攻略法を知らないことは、アジングにて釣果を落としてしまうことに繋がります
そのため、アジングにて釣果を伸ばすなら「夜のアジを制するための釣り方」を知っておくほうが良いですね
私は10年以上アジングを楽しんでおり、夜の時間帯にアジを狙うことが多いです
そんな私が常に実践している考え方や釣り方などを余すことなくお話していきます。ナイトアジングにて釣果を伸ばしたい方は、ぜひご一読くださればと思います
↑もちろん、ナイトアジングにもオススメです
著者プロフィール
- 釣具メーカー「リグデザイン」代表
- アジング歴10年以上
- アジングが趣味で仕事
目次(タップで移動できます)
ナイトアジングで絶対的に知っておきたい「基本」まとめ
夜のアジングを語る上で欠かせない「基本」をまとめます
ナイトアジングを攻略するためには、ナイトアジングの基本を知っておくことが大事です
釣りでもなんであってもですが、基本を疎かにしての応用はあり得ません
もちろん、既に知っている人もいらっしゃるでしょうが、ナイトアジングにおける復習の意味を込めて読んで頂ければと思います
ナイトアジングにて知っておきたい基本は
・釣れる時間帯を知る |
・釣れやすい時期を知る |
・ナイトアジングの仕掛け |
では、一つずつ私の経験から色々とお話していきます
ナイトアジングで釣れる時間帯は?
ナイトアジングとは即ち「夜にアジングを楽しむ」ことですが、一言で「夜」とまとめるのは抽象度が高すぎる気がします。
一般的な夜の解釈とすれば、時期によりますが19時〜5時ぐらいまでを夜とする感じですかね?
では、ナイトアジングでは夜のどの時間でもアジを釣ることができるのか?という点ですが、
私の経験上「暗い時間帯」であれば、どの時間であってもアジを釣ることはできます。
気にするべきは短絡的な時間を読み取ることではなく、「アジが釣れるであろう時間を読み取ること」が物凄く大事な要素となります
もう少し具体性を高めてお話すると、
- 「潮が動いている時間」
- 「潮が切り替わるタイミング」
- 「まずめ」
経験上この3つを意識することで飛躍的に釣果を伸ばせますし、ナイトアジングにて釣果を伸ばすには必ず意識することが大事です
夜にアジングを楽しむときは、しっかりと(スマホアプリなどで)タイドグラフを確認し、潮が動いている時間、満潮から干潮に切り替わるタイミングなど、潮の動きがある時間帯を選び、ナイトアジングを楽しんでいきましょう
もちろん、夜の時間帯をぶっ通しで楽しむときは特に深く考えず、朝まで竿を振ればOKです
合わせて読みたい・アジングは潮によって釣果が変わる?その結論は・・ |
春・夏・秋・冬、夜にアジが釣れやすい季節はある?
これ、よく聞かれます。
「夜のアジングはどの時期、季節がおすすめですか?」と
このご質問に対する回答としては、傾向として「秋→春→夏→冬」の順番でよく釣れるんじゃないか?と、私がメインとしている大阪では言えるのですが、
やはり地域性が強く「ナイトアジングでアジが釣れやすい時期」を決めることが難しいため、結局のところ「とりあえずアジングしに海へ出かけるのが一番」というアバウトな回答しかできないのが現実です
ナイトアジングを楽しむ時期や季節を絞るのなら、水温が安定する秋や春をおすすめします。
アジングに適した時期については下記リンク先より詳しくお話しています。アジングで釣果を伸ばすに対し「アジがよく釣れるであろう時期」を知っておくことはとても大事です
読んでおきたい記事・アジングを楽しむ時期を知る |
・「夏」にアジングを楽しむ基本 |
・「冬」アジングの基本 |
・「春」アジングを楽しむ基本 |
ナイトアジングの仕掛けはなにがおすすめ?
アジングを楽しむ仕掛けは
- 「ジグ単」
- 「フロート」
- 「キャロ」
- スプリットショット」
など、色々あります。
では、ナイトアジングにておすすめな仕掛けはなに?となると、やはり「夜のアジングはジグ単がスタンダード」だと私は考えています
もちろん、30m飛ばさないとアジが釣れない・・という状況下では、迷わずフロートリグなどが必須です
ジグ単アジングは手軽ですし、常夜灯の明かりなどを目安に釣りをする人にとっては「飛距離」をそれほど気にする必要性はありません。
近くにアジがいる状況下にてジグ単に勝る手軽さはありませんので、基本的にナイトアジングではジグ単の釣りを楽しむことがオススメです
ナイトアジング仕掛けまとめロッド | 5ft〜6ftのアジングロッド | 参考(アジングロッドの選び方まとめ) |
リール | 2000番〜1000番 | 参考(アジングで使うリール番手の選び方) |
ライン | PEライン・エステルラインの0.2号〜0.4号程度 | 参考(アジングラインの選び方を知っておこう) |
ワーム | 後ほどお話します | →リグデザインワームをぜひお使い下さい |
ただ、例えばゴロタ浜にて30m先にあるブレイクを狙わないといけない。
30m先にあるヨレに必ずアジが溜まっている。
上級者向けアジングとなりますが、このような場所に関しては「ジグ単アジング」は絶望的です
「フロートリグ」「キャロライナリグ」など、飛距離が出る仕掛けを使いナイトアジングを楽しんでいきましょう
私の場合、尺アジを狙うときなどは強めのタックル+フロートリグの仕掛けを使うことが多いです
夜のアジング超攻略!これを知っておけば5倍アジが釣れる
夜アジングにて釣果を伸ばす鍵をまとめます
続いて、私がナイトアジングにてアジを爆釣している釣り方をお話していきたいと思います
自分でいうのもなんですが、私はアジングにおいて途方も無い数のアジを釣ってきています
10年以上アジングをしてますし、趣味+仕事としてアジングを楽しんでますから、これは当然といえば当然です
そんな私が、ナイトアジングにて常に実践している釣り方などについて、主観的な意見をまとめていこうと思います
ナイトアジングのアクションは?
夜にアジングを楽しむときのアクションは「フォールの釣り」が有利です。
アジング初心者の方は、投げて巻いてくる所謂「ただ巻き」の釣りにて楽しんでいることが多いですが、アジングにおいて「ただ巻き」の釣りはスタンダードではありません
これは夜であっても昼であっても同じ
夜アジングですべきアクション(釣り方)ですが、キャストした後カウント(1、2、3と数を数え、仕掛けがどれだけ沈んでいるか把握する)
にてレンジを入れる。
その後、ロッドを立ててチョンチョンと細かく2回ほどシェイクを入れ、そのままピタッとロッドを止め(もしくはサビキながら)カーブフォールにてアタリを待つ。これが最も強いです
出てくる用語が分からない人は以下参照
レンジ | 層のこと。表層、中層、ボトムの3つに分けられる |
カウント | アジの居場所を見つけるためのテクニック。詳しくは別ページでお話しています |
シェイク | ロッドを揺らし、ワームに動きを加える |
カーブフォール | ラインテンションを掛け、ワームをジワーっと斜め下へ沈めていく方法 |
ナイトアジングは「フォール」アクションを制するものが覇権を握ります。これは揺るぎない事実です
読んでおきたい記事・アジングの「カウント」とはどんなテクニック?釣果を伸ばすため絶対的に知っておきましょう |
・アジングは「フォール」が釣果を伸ばす鍵 |
常夜灯は必須?
ナイトアジングのセオリーとして「夜のアジングは常夜灯を狙う」があります。
この理屈としては、常夜灯周りには明かりに集まっている小さなな生物たちが多く、その獲物を狙いアジが集まってくる・・・という意味合いが含まれています
つまり、常夜灯周りはアジが集まる条件が揃っており、アジの居場所を掴みやすくなっているのです
つまり、常夜灯周りは「アジング初心者には最適なナイトアジングの狩場」と言えますね。
私もアジングを始めた当初は常夜灯周りを入念に入念に攻めていました。もちろん、今も常夜灯周りは撃つようにしています
しかし、今は昔とは状況が違います
常夜灯周りにてアジングを楽しむこともありますが、多くの場合「明かりもなにも無い月明かりだけが頼りの真っ暗な場所」にてアジングを楽しむことが多くなりました
理由としては、
- 「型がいいアジが釣れる」
- 「人が少ない」
- 「より潮通しの良い場所が狙える」など
もちろん、真っ暗だから良いという話ではなく、(地域によりますが)常夜灯が設置されている場所は「潮通しがあまりよくない」「豆アジ中心」となることが多いため、敢えて真っ暗な場所に行ってます
つまり、アジングにとって常夜灯はアジの居場所を特定するための大事な要素だとは言えますが、必ずしも必須ではない・・・ということですね
ただ、アジング初心者の方にとっては「常夜灯周り」は超一級ポイントとなる要素が多いため、まずは常夜灯周りから攻めていき、慣れたころに真っ暗な場所にも挑戦していきましょう
夜アジングで使うジグヘッドまとめ
夜のアジングはジグ単の釣りがマストです
よく聞かれるのが「ナイトアジングではどのジグヘッドを使えばいいですか?」というご質問。
非常に抽象度の高い質問で回答に迷いが出ますが、アジング用としてリリースされているジグヘッドであれば、メーカー問わずどんなものでも大丈夫です
ナイトアジング用ジグヘッドの基準には「シャンクの長さ」「ジグヘッドの重さ」です。
まずシャンクの長さ(針の長さ)ですが、私は短いものを使っています。
短くなればワームの動きを大きくでき(ワームの可動域が広くなるため)ますから、ワームのポテンシャルを最大限発揮できるという考えです
ジグヘッド重さですが、ナイトアジングでは「フォール主体」の釣りなり、なるべく(その場に適した)軽いものを選ぶことが大事。
私の場合、1g前後をメインとしています。大阪では潮の流れが基本緩く、水深が比較的浅いので
深場のボトムを攻める、潮の流れが速い場所であれば2gや3gを使いますが、通常は1g前後をメインとし、場合によっては0.4gや0.2gの重さをチョイスすることも
使うジグヘッドの重さについては以下リンク先にて詳しくお話していますので、そちらを参考にどうぞ。
ジグヘッドの重さで釣果が数倍に膨れ上がることもあるため、知識の一つとして確実に持っておくことをおすすめします
読んでおきたい記事・アジングで使うジグヘッドの重さを確実に知る。知っているだけで悍ましいほど釣果が伸びる可能性アリ |
ナイトアジングで使うワームやワームカラー
ナイトアジングで使うワームや、そのカラーですが、ワームは〜2インチまでのものを2〜3種類ほど、カラーは最低でも6色は持っておいたほうがいい・・・と考えています
個人的には、
- 1インチ
- 1.6インチ
- 2インチ
この3つのサイズをローテーションしています
ナイトアジングで使うワームカラーは
大まかに言うと
- 「クリア系カラー」
- 「ソリッド系カラー」
- 「グロー系カラー」
この3つは持っていくようにしています。
夜も昼も、アジングでは使うワームカラーが大事だと考えており、以下ページにて詳しくお話しております。
ぜひ、一緒に読んでみてください
読んでおきたい記事・アジングで使うワームカラーは何色?釣果に差が出る選び方を確実に知っておこう |
ちなみにリグデザインでは僕が思うナイトアジングで超効果的なワームカラーを全て取り揃えてみます。ぜひ使って下さい。